しょうゆの旅①キッコーマン
今回は「キッコーマン株式会社」へ。 駅を降りるとさっそく、しょうゆの良い香りがする。。そして、巨大タンクもお出迎え。せっせと歩いて5分くらいですかね?だんだん近づいてくると、しょうゆ麹の香り→大豆の香り。距離によって香りが違ってくるんです!これもまた ...
続きを読む
今回は「キッコーマン株式会社」へ。
駅を降りるとさっそく、しょうゆの良い香りがする。。
そして、巨大タンクもお出迎え。
せっせと歩いて5分くらいですかね?
だんだん近づいてくると、しょうゆ麹の香り→大豆の香り。
距離によって香りが違ってくるんです!
これもまたおもしろい。
「もの知りしょうゆ館」
中に入ると小学生とみられるお子様が多くいらっしゃる。
小学時から日本の調味料"しょうゆ"を知れることはとてもいいですね。
見学は約60分。
ガイドさんが案内をしてくれてしょうゆができるまでの工程を細かく伝えてくれます。
見学時の写真は撮影できないのでないですが、日本No.1シェアを誇るキッコーマンならではのお話なども見どころです。
例えば、大きなタンクで1lペットボトルタイプのしょうゆが約334万本できるという巨大なタンクが堂々と並んでいる。
また、作業工程で発酵させていく「諸味タンク」
麹と塩水を入れた諸味タンクは約600本ある。
この諸味(もろみ)タンクで発酵を促していく。
そして、その諸味を絞り出すために必要な「ろ布」という布は約2.8km分(スカイツリーを縦に約4基分)もあり、諸味を流しては包み、を繰り返し何層にもなったものを圧搾機を使い、15時間をかけてじっくり絞り出していく。
このじっくりがとても大切な要素と仰っていた。
この圧搾機のプレスする力はジャンボ機一台分と同じ約2000トン。
世界一だそう。
途中、
樽。
今の時代、見る機会がそうそうないですね。
そして、しょうゆのお話。
キッコーマンの1lしょうゆができる材料は
大豆、小麦 各180g
食塩 165g 塩分濃度16%
減塩しょうゆは塩分濃度8%
味比べをすると数字からみても全然違います。
その他にもキッコーマンではたくさんの商品が販売されています。
現在、よく聞くことのある
「しぼりたて生しょうゆ」
"生"って何?
一般的なしょうゆとは何が違うの?
一般的なしょうゆを作る工程では「火入れ」という作業が入ってきます。
加熱することで発酵をしていた微生物の活動を抑えて品質の劣化防止につなげる。
もうひとつは色と味と香りの調整がききます。
この「火入れ」をしてから不純物を取り除く、「ろ過」をして完成となります。
一般的なしょうゆは
・華やかな香りがする
火香と言い、加熱することで赤みが増し、香ばしい風味が生まれます
・香りが強い
・コクがある
が特徴で挙げられます。
一方、「生しょうゆ」は前述した「火入れ」の工程を飛ばし、「ろ過」のみを行う。
加熱をしていないということは
・香りがおだやか
・口当たりが軽やか
・色が淡い
ぜひ、比べてみてください!
キッコーマンはペットボトルタイプを初めて作ったと言われ、今では「しぼりたて生しょうゆ」でも使われているスクイーズタイプ。
「しぼりたて生しょうゆ」は"常温"で90日間保存できます。
常温です。
しょうゆの"酸化"は仕方ないことですが、香りが全く違ってくるのでできれば早めに使いたいものです。
また、工場内に「まめカフェ」があり、せんべい焼きを体験できたり、キッコーマンのしょうゆを豆腐にかけて味比べなんかもできます。
最後にキッコーマン株式会社は・・・